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自分を嫌いな時間よりも好きでいられる時間を増やす ~『真・善・美』と向き合い、小善を積む~

今日から9月がスタートしました!!

我が子たちも夏休み最後の週末を宿題やら準備やらでドタバタとしながら今朝から学校モードに切り替え。なんだか、いつもの月替わりよりも、切り替えのスイッチをちょっとだけ強く意識する9月のスタート。

人間は日々生活していれば、常に自分で導き出した何かしらの判断のもとに行動していますよね。

同じ状況やシーンに遭遇しても、その場で考えて判断して行動するというプロセスは人ぞれぞれ異なると思うのですが、その判断と行動がまわりから良くも悪くも見られていて、その人の印象だったり、評価につながっている。

そのシチュエーションはその都度違って、例えば、それが多く人に見られている場面もあったり、まったく誰からも見られていなくて、自分一人だけという場面もあるでしょう。

おそらく、普通の人間であれば、多くの人に見られている場面と誰からも見られていない場面では、多少なりとも、判断や行動に差異が生じるのかなと思います。

「まあ誰にも見られていないからちょっとぐらいいいか・・・」

「誰も見てないからバレないか・・・」

そんな気持ちになることは誰にもあることでしょう。

でもそんなときに、どう立ち振る舞う人間なのか?? その都度、判断が問われるところ・・・

先日、こんな言葉に出会いました。

『小善を積むこと、もって大徳を成す』

誰も見ていないところで、黙って日常の小さな親切や善行を積み重ねていく。

それが大きな徳につながっていく。

という考え方。

自分は、このような考え方を『慎独の精神』という言葉で学びました。

意味としては、『自分一人でいるときでも身をつつしみ、道をはずれないようにすること』

自分としては、以下のような解釈をしています。

「人間は誰も見ていない独りの時の振る舞いこそ、その人そのものの品性を表す。」

誰かに見られているときと、誰にも見られていないときに人のとる判断と行動には違いがでてしまうケースが多いと思いますが・・・

誰も見てないときにこそ、その人間の真価が問われているわけですよね。

その瞬間は、まさに自分の中の『真・善・美』と向き合う瞬間なのかなと思います。

真とは、自分の心に嘘偽りはないのかと自分に問うこと

善とは、道徳的に正しいのかそれとも間違っているのかと自分に問うこと

美とは、自分の美意識に照らし合わしながら自分に問うこと

例えば、多くの人たちが忖度してなんとなく賛成する空気感の中で、『私は違うと思います』と言えたかどうか。道路に目をやると通行に邪魔になるようなゴミが落ちているが、そこを素通りしていく多くの人たちの中で、自分がそのゴミを拾えたかどうか。関係がおかしくなる可能性はあるかもしれないが、大切な人に自分が思っている本音を伝えることができたかどうか。

生きていれば、そんなシーンに遭遇し、自分自身の『真・善・美』と向き合う瞬間が多くおとずれるわけですよね。『真・善・美』の逆は、『偽・悪・醜』

その都度、自分の心に嘘をつき、善と悪あらば悪の判断におぼれ、自分なりの美意識もなく時間を過ごしていく。

誰も見ていないシーンにおいて、上記のような『偽・悪・醜』の判断&行動をとりづづけている人間は、そのプロセスの中で、自分で自分を傷つけているだけだと思うのです。そして、それは弱い人間がとる選択肢ではないでしょうか。

そうやって自分を大切にしないプロセスがその人の『自尊心』や『自己肯定感』を破壊していく。

自分の本心に嘘をついてはいないか?そうやって自問自答することが大切。

本心に嘘をつく機会が継続すると、自分自身や自らの人生を肯定できなくなります。

逆に、「誰も見ていないからこそちゃんとしよう」と自分を戒めるようなメッセージを自分に発信することが大切なのかなと思います。その心のメッセージに従って行動できる人間は、自分を大切にしている人間だと思います。

今までの多くの人たちとの接点の中で、

自分に嘘をついたり、自分を裏切ったりすること(偽・悪・醜)が続いて、その悪のスパイラルから抜け出せなくなっている人と遭遇することもあります。そんな自分を少しでも正当化するために、まわりの人達にも、それらの行動や態度を強要するような人がいます。

それは意識をしているわけではなく、無意識にそうなってしまうのです。だから、そんな自分に自分で気づけなくなっている・・・そんな悪のスパイラルから抜け出すのはなかなか大変なんですよね。

だからこそ・・・

『慎独の精神』

『小善を積むこと、もって大徳を成す』

『真・善・美』

そんなマインドセットを大切にしてほしいと思いますが、悪のスパイラル状態の人にいってもそれは心の奥底まで響かないのも現実。なかなか人は難しいですね。

自分の心の中にある『真・善・美』と向き合い、小善を積むことができたという実感。

この実感や瞬間を積み重ねることで、人の命は輝きだすのかなと思いますね。そして、その輝きの継続こそが、『自分を好きでい続けるための時間』になっていくような気がします。

やはり、人生を豊かに過ごしてくためには

『自分が嫌いな時間よりも自分を好きでいられる時間を増やす』

ことが大切だと思います。

そんな好き嫌いの分かれ道になっていると感じるポイントについて今日は自分なりに整理してみました。

日々自問自答して、誰が見ていなくとも、正しく行動できている自分を感じられている時間をなるべく増やすことがポイントではないでしょうか。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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