柔軟性 vs 固定観念 ~あらゆることに疑問を持ち、異と接する時間を増やす~
- 2025.09.09
- MESSAGECONSULTINGPERSONAL COACHING
前回のブログにて、運命を手繰り寄せる5つの行動指針の中の1つとして、柔軟性が大切という話を書きましたが、その逆のタイプの人が・・・
『固定観念』が強すぎてしまう人
採用に関する相談も最近は多くなっているのですが、基本的な1つの考え方として、固定観念が強すぎてしまう人は、あまり採用しないほうがよいとお伝えしています。特に、中途採用の方など・・・
『固定概念』という言葉もよく使うかもしれませんが、ちょっと調べてみらた『固定概念』は誤用らしいですねだから辞書にも掲載されていない言葉・・・
少し前に、多くの企業で採用面接のアドバイザーをされていた方と話す機会があったのですが、注力しているポイントは同じでしたね。それに加えて、質問を投げかけられたときに、こちらの意図を理解して適格な返答や反応ができる人か否かをチェックしているとのこと。
『固定観念』は別の言い方をすれば、思い込みとか先入観と言い換えられます。まわりの人や周囲の環境、状況に左右されず、本人が持っている考え方を変えずにずっと持ち続けるということですが・・・
世の中にはけっこうそういう人がいるなと思います。自分もある部分ではそういう一面はあるかもしれません。
職業柄、あらゆる分野のあらゆる立場の人たちと話す機会が多いほうですが、しばらく会話をしていればなんとなく、そのレベルは察知できますね。正直、『固定観念』が強すぎる人には、何をアドバイスしてもほぼ効果ないなと思ってしまいます。
でも・・・だって・・・難しい・・・できない・・・それは違う・・・
そんなフレーズが頻繁に登場してきます。
固定観念が強い人の共通項などんなものか?
・柔軟性が不足している
・思考と視野が狭い(同じところで同じ人達とずっと時間を過ごしている)
・変わることに対する恐れを持っている
・物事を客観的に見ることが苦手
・考えることから逃げている(PDCAサイクルが機能していない)
あげればもっとありますが、概ねこんな感じかなと思います。
固定観念や思い込みを打破していくためにはどうしたらよいか?
・自分の中の当たり前を疑うクセづけ(あらゆることに疑問を持つ)
・異と接する時間を増やす
つまり、いつもと同じことではなく何か自分の環境下における変化を意図的に増やしていくことが大切だと思います。
私もそうですが、自分の中で決めつけてしまっていることって必ずあると思います。決めつけて思い込んでいるものに対して、人は思考がフリーズしますよね。だってその人の中では、”疑いの余地がない”わけですから・・・
よく研修や講演会などでお伝えしているのですが、
『自分の知識や経験なんてたかが知れている』
ということ。そういう思考がベースにあれば、自分のまわりにある当たり前を疑うシーンが増えていくでしょう。だって、それは自分が知っている範囲の中の当たり前でしかないから。
そして、『異と接する時間を増やす』ことも大切だと教わりました。その具体的な方法論で自分が意識していることは・・・
・たくさんの人に会う(異なる分野の異なる立場の人たちとの時間を大切に)
・たくさんの本を読む(自分の考え方の確認といろいろな人達の経験を大切に)
・たくさんの旅をする(同じ場所に居座らない)
経営コンサルタントや専門アドバイザーとしての仕事をしている自分としては同じところにずっと居座っているのが一番危険な行為だと認識しています。
毎日、違う分野や違う立場の人たちと会い、その人達から相談を受ける時間は実は自分にとってすごく大切な時間だな~と思いますね。今日も高校時代のサッカー部の顧問の先生から連絡&相談があって、これからスタートしていくプロジェクトのメンバーの方々や関係者の方々といろいろな話で盛り上がりました。とても刺激的で学びの多い時間となりました。
『常に現状によい意味で疑問を持ち、今よりも未来がよくなるために考え続ける行為を自分に課すことで、人は成長していくし進化していく。』
と思っています。
そういう仲間と時間をともにすることも重視していくと更にそれは加速するでしょう。
そんなプロセスを通じて、柔軟性が生まれてくるでしょうし、変わることに対する恐れではなく期待が生まれてくるのでしょう。
ある意味、「固定観念」はその人の心の中にある恐れから発生しているケースも多いのではないでしょうか。だから、恐れを良い意味で取り除いていく環境づくりや行動が必要なのかなとも思います。
そんな恐れの克服に関する内容は以下のブログ記事に書いていますので、興味がある方はぜひご一読下さい。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。