自信と過信とは紙一重 ~自分の上限を決めない、常に学ぶ姿勢を持つ~
- 2025.11.25
- MESSAGECONSULTINGSPORTSPERSONAL COACHING

皆さま、3連休はいかがでしたか?
天気もよくお出かけ日和だったと思いますが、私はサッカーコーチとして、ほとんどの時間を費やしました。2日間は、招待された大会への同行、そして昨日は練習。
まあ、子ども達にとっては、普段試合をしているエリアの枠を飛び越えた枠での試合体験。今までの自分たちの感覚ではまあまあ強いほうかなと思っていたようですが、枠を飛び越えた体感を経て、自分たちよりも圧倒的に強い、うまいチームと対戦をして、ほとんど何もできなかった・・・
そこで、何を感じたかが大切。我が子はそれなりの刺激を受けたようですし、私自身も少し慢心&過信していたと今は少し焦っている気持ちがあります。ということで、まずはチームとしての練習量を増やす必要があると感じ、また週末はサッカータイムが増えていく予感。
『今までにない刺激を受けて、自分の今の現状に気付くこと』
これって、人や組織が成長するためにとても大切なことではないでしょうか。
でも、同じ体感をしても子ども達の受け止め方がそれぞれ異なることもコーチとしては感じ取っています。このままではあのレベルに追いつかないと思って、トレーニング強度を上げないと!!と思える人間。あまり刺激は受けず、ただの負け試合と軽い受け止め方で、明日からの取り組みに変化は起こりそうもない人間。もしくは言い訳をして負けた理由をはぐらかし、自分たちに矢印を向けることができない人間。
その受け止め方の幅があることも理解した上で、コーチとしてはチームマジメントしていかないといけないわけです。
『自信と過信とは紙一重』
なのかもしれませんよね。
勘違いしていたことに気付かせてくれる機会を得ることで自分の考え方を見直していく。
この繰り返しが人生なのかもしれません。
それを教えていくのも大人やリーダーの役割なんだと思います。
仕事がらいろいろな立場、いろいろな年齢、いろいろな価値観の方々のコンサルティングやコーチング対応をする機会が多いのですが、最近ではかなりカウンセリング的要素を求められる案件が増えているのも時代の流れだなと感じています。
そんな日々の中で出会う人には、自信満々な人もいるし、ものすごい自信がない人もいるし、人の心はいつも揺れ動いていることがよくわかります。個人的に・・・
『自信を持つことは良いことだと思いますが、たまにそれって過信じゃない??』
と思う人に遭遇することもしばしばあるのです。
では”自信と過信の違い”って何なのか??
「自分のポジショニングをちゃんと把握しているか」
ということがポイントだと思っています。それってどういう意味か・・・
物事を知っている幅と深さには人それぞれ大きな隔たりがあるものですよね。人間や組織のレベルにも当然、幅や深さが存在しています。その中で今の自分や組織がどのレベルに位置づけられるかを見極める!!
これが、自分のポジション把握。
しかし、これを正確に行うことはとても難しいことなのだと思っています。だって、いろいろなレベルの幅と深さを完璧に知っている人なんていないですよね。
だからこそ何が重要なのか??
『世の中のいろいろなレベルの幅や深さを知ろうと努力し続けること』
ではないでしょうか。
「井の中の蛙」という言葉がありますが、なるべくそうならないようにするためには常に自分の身の回りに存在するレベルを把握する努力をしたほうがよいでしょう。
~ノミの実験・ノミの法則~
1メートル飛ぶことができるノミを、30センチの高さのフタがついているビンの中に入れて、しばらくほうっておくと、そのノミは30センチの高さまでしか飛べなくなってしまう。しばらくして、そのビンのフタをはずしてあげても、本来は1メートル飛ぶ力を持っていたノミは、30センチしか飛べなくなってしまう。という実験法則。
この実験では、1メートルというレベルを持っていたノミが、30センチという低いレベルの環境設定を与えられた時、30センチという実力で十分だと誤認してしまいそれで自己満足してしまう・・・
まさにこれを ”過信” と言うのではないでしょうか。
これって人間の世界でも日々起きていることでしょうね。1メートルのレベルを知っている人から見たら、30センチしか知らないで、そのレベルの中で自己満足している人は、滑稽であり、かわいそうに見えているのかもしれません。
世の中の全体像やレベルを知ろうとせず、自分の知っている領域だけで満足している人(井の中の蛙くん)にはならないようにしたいものです。
でも1メートルが最良なのかという判断は一時的なものであり、それらのレベルは常に変化するものです。だからこそ、常にそのレベルを間違えないように、いろいろ情報収集をしたり、一流を見たり体験したりする必要があるのでしょう。そして、そこに自己投資できない人間は、いろいろと過信していることが多いのではないかと・・・私が自分に言い聞かせていることでもあります。
いろいろなレベルを知った上で、この部分は自信を持っても大丈夫、しかし、この部分に関しては、まだまだ発展途上だと判断するのが、正しい判断でしょうね。そのプロセスを得た上で持っている自信であれば、 ”正しい自信” なのだと思います。
世の中の最上級(ハイレベル)を知れば知るほど、自分の未熟さにぶち当たる機会が増えます。
私が出会った一流かつ本物だと心から思う方々は皆さん謙虚であるという共通項を持っています。
それって、あらゆることの最上級を知っているからなのではないでしょうか。もしくはそれを知ろうと努力しているからではないでしょうか。つまり、「自分の上限を決めていない」ということです。だから常に学ぶ姿勢を持っているのだと思います。
自信がまったくないのというのもそれはそれで問題でしょうが、個人的に一番良い心のあり方とは・・・
「”自信”と”不安や危機感”が共存している状態」 なのだと思います。
更にちょっと付け加えてみると、上記の話の前提として大切な人間の資質や要素は以下の2つかなと。
素直さ(受容力)=あらゆるものに対するフラットな物差しを持つこと
成長意欲(誠実な負けず嫌い)=どうせやるなら最上級を目指したいという意欲を持っていること
この2つがないと、自分に都合よい環境の中で、自己満足していることに気づいていない悲しい過信くんになってしまうのでしょう。
3連休のサッカーコーチとしての体感からそんなことをふと思ったので、書いてみました・・・
こんなメッセージを書いてしまったので、自分も過信くんにならないように気をつけようと思います。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
