切り替えのスイッチ&リセット+自分の状態をより良くするための時間・空間・環境
- 2026.09.16
- 園トータルサポートCONSULTINGMESSAGE

新パソコンをパートナーに迎え入れて、ちょうど1週間が経過しましたが、操作的にまだ少し慣れていない自分がいます。
先代パソコンを10年以上も使ってきたので、それに慣れすぎてしまって、ちょっとその感覚を再調整するのに時間を要しています。
さて、今週の頭は、静岡県の保育園へのコンサルティング訪問でした。
隣地を取得して、既存の園舎を残したまま、1年後に幼保連携型認定こども園への運営モデル転換をするプランが進行中。
園長先生が、ハード面のデザイン性にこだわる方で、設計士から納得いくようなイメージパースが出てこない・・・と少しお怒り気味。自らイメージしている園舎の模型を作ってしまうくらいの方ですから、長年の思いをカタチにしたいというエネルギーと担当設計士のエネルギーのバランス差異があるなと感じましたね。
そして、園長先生からのイメージモデルとして発信されているのが『スターバックス』のような雰囲気を感じる園舎。
そこで今日は、スターバックスに関するお話をしようかなと思います。
スターバックスが事業コンセプトの核として採用しているのが「サードプレイス発想」であることは有名ですよね。
そもそも「サードプレイス」という概念は、アメリカの社会学者レイ・オールデンバーグによって提唱されたものです。
スターバックスが日本に進出してきたことで、その概念が日本の中で知られるようになっていったことは間違いないでしょう。
ファーストプレイス(家)とセカンドプレイス(職場)の中間を結ぶ存在としての機能を追求し続け、ハード(店舗デザイン)ソフト(人材育成)の両面においてその思いをカタチにしてきた存在・・・それこそがそれまで世の中に存在していなかった唯一無二のスターバックススタイル。
コーヒーを飲むために行く・・・というよりも、ある人にとっては、居心地の良い空間で気持よくミーティングや打ち合わせをしたいというニーズに対しての”サードプレイス”をその空間は見事に提供してくれています。
例えば、スターバックスの店内で、ふとまわりを見回してみると・・・
静かに読書をしている人
パソコンをたたいて仕事をしている人
仲間と語り合っている人
壁を見ながら物思いにふけている人 などなど
まさに、コーヒーを飲むために行くという場所の価値よりも大きいそれぞれのサードプレイスとして活用している人がいることに気づく。
コーヒーももちろん美味しいことは大切ですが、それはスターバックスが提供しているサービス&商品の一部分であり、それ以外の付加価値が多くの人を引き付けているということになるでしょう。
『人々はサードプレイス自体に本質的には何を求めているのか?』
なんてことを考えてみると、自分なりの見解では、以下のようなことを求めている人が多いのかなと・・・
①切り替えのスイッチやリセット
②自分の状態をより良くするための時間・空間・環境
①②も近似したことかもしれませんが、家庭や職場において感じている”何か”もしくはマンネリなどから、頭や心のスイッチを切り替えたりリセットしたりする場所(プレイス)を求めている人が多いと推察することができます。
脳科学を通じて学んだことをそこに付け加えてみると、
★うまくいく人は、”脳の7つのスイッチ”を効果的に操っている(脳のパフォーマンスがどうやったらアップするかを知っている)
・リラックスのスイッチ
・言葉のスイッチ
・体のスイッチ
・イメージのスイッチ
・メロディのスイッチ
・アロマのスイッチ
・前進のスイッチ
この7つのスイッチが自然と入るように仕組まれている空間こそ、上記の①②のニーズを高いレベルで満たす場所(プレイス)になるということ。
ハード面、ソフト面の両面を活用して、7つのスイッチが自然と入る場所を創造していけるかが、1つの重要なマーケティングポイントでもありますかね。もちろん、多くの先端企業や組織などは昔から取り組んでいることでもあるでしょう。
どんな空間演出によって人はよりリラックスできるのか
どんな動きや体勢になると人はよりリラックスできるのか
店員やスタッフがどんな言葉かけをするとプラスのスイッチが入るのか
メニューや案内にどんな言葉を使うとそれを読んだ人がプラスのイメージを持つのか
どんなBGM、どんな音色があることで人はプラスのスイッチが入るのか
どんな香りをどの場面で嗅いでもらうことで、その人に必要なスイッチを入れるのか
それらを通じて、その場所に自分がいるだけで、なんだか前進している気分だったりこれから頑張れそうな気分にさせられるか・・・
そんなポイントを今の自分の仕事やお店や組織に照らし合わせてみると進化の余地が見えてくる。
そもそも、コーヒーの香り自体が、人の気持ちを落ちるつかせる効果があることが実証されています。故に人は自分の気持ちを少し落ち着かせたいときにコーヒーを飲んだり、カフェで休憩したりするのは本能的にわかってやっていることなのでしょう。
上記①②の実現可能性を高めるためのマーケティングポイントとしてもう1つ自分なりに大切だと考えていることは・・・
『何か新しいものを考えたり、アイデアを出そうとするときに、今あるものをくっつけたり、融合させてたりすることで、新しいアイデアにつながることもある!!』
ということ、 『コラボレーション』や『シェア』という言葉で表現することもあるかもしれませんね。
自分の領域だけでは不十分な場合、それを実現できる場所や機能をくっつけてしまえばいいという発想。
人の根源的なニーズを満たすための場所をつくるためにどんな機能を付加していく必要があるのか??
それをじっくり考えていくことが進化の余地となりますし、アンテナを張って世の中のトレンドや最先端を見ていれば、それを実現している人や組織が成功していることが察知できると思うのです。
1つのわかりやすい事例として、スターバックスという存在があるということでしょうか。
そんな背景もあって、最近、私の専門である幼稚園・保育園にカフェを併設するなんてことも推奨していますし、それを現実にカタチにしたいと相談を受ける機会も増えています。実際のコンサルティング先で、10年前からカフェを運営している園も存在します。
今やスタンダード化されていることも、昔は多くの人が発想しなかったこと。しかし、世の中に新しい価値を創造するということは、
これまでの既成概念や思い込みを打破して、本質的な価値づくりにチャレンジするという覚悟が必要でしょう。
さらに目指したいのは、そうやって創造した場所に集う人々が、前向きに自分なりのチャレンジをしようと思うきっかけをつかんでくれたらよりハッピーでしょう。
例えば、スターバックスがこのような成功を築いてきた原点は、
そのビジョン
『世界中の人々をつなげていきたい』
CEOであるハワード・シュルツの言葉に集約されていると言えます。
『私たちはコーヒービジネスを展開しているのではないのです。私たちはコーヒーを提供するピープルビジネスを展開しているのです』
あくまでもコーヒーが中心にあるわけではないということ・・・
自分にとっての『良質なスイッチ』が入る場所やきっかけを人々は常に求めていると思うのです。だから、これからも今までも、基本的には、ピープルビジネスを真剣に進化させていく人と組織が成功すると考えています。
あらためて、CLPのビジョンもそんなに間違ってないのかな・・・と再確認しつつ、本日は、スターバックスに対する自分なりの見解を整理してみました。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
