組織の停滞を招いているのはトップの思考の停滞である ~組織はトップ&リーダーで99%決まる~
- 2026.09.30
- MESSAGE園トータルサポートCONSULTING

先週の日曜日に発生した「ぎっくり腰」
丸3日が経過して、痛みも引いてだいぶ回復して、通常歩行が可能になりました。今回はそこまでひどいレベルではなかったので、いつもより回復時間が早い感覚があります。何度も繰り返していると、なんとなくその都度のレベル感はわかるようになりますね。
さて、現在、ある幼稚園の園長先生と幹部の方からこんなお話をいただいています。
『雑賀さんにうちの学園のコンサルティングをお願いしたいとここ数年間思い続けているのですが・・・』
『私たちはすぐにでもお願いしたいのですが、理事会の方々が前向きにならなくて・・・』
このような状況での相談は同じような案件がこれまでもたくさんありますね。
そこで今日のテーマは『停滞』
この園長先生と幹部の方は数年前からの園児数の減少傾向に対して、中長期的に新しい対策をしていかないと、かなり将来が危なくなるという思いが強く、弊社にご相談がありました。
つまり、『停滞している状況を打破していかなければならない』という前向きなエネルギーをもって頑張ろうとしているわけですが、そんな気持ちをちゃんと受け止めてよい方向付けができない理事会が足かせとなっている。
例えば別の事例でお伝えすると・・・
数年前にある園の評議員の方から、弊社にメールでお問い合わせと相談がありました。
『ここ数年の園児数減少を受けて、理事会でも話し合いがなされ、まずは、これから改革していく上で、参考にすべきモデル園の見学をする必要があるのではないか、そして第三者の助言やアドバイスを受けて改革を推進していく必要があるのではないか』
そんな話になったそうです。そこで、弊社CLPにお問い合わせがあったわけです。
まずはモデル園の見学コーディネートの依頼、そしてその後のコンサルティングというイメージでの話があったのですが・・・私としては、その園の理事長もしくは園長からではなく、評議員の方からの連絡だったことが少々気になっていましたので、そこで、モデル園を見学する上で、どのようなポイントを注力して学びたいのかを一度、理事会のメンバーで話し合う時間を設定して、その内容を私にお伝えいただきたいとお願いをしました。
そして、理事会の翌日、その方からのメールには・・・先日の理事会で決定事項だったはずのモデル園見学が、今回の理事会において理事長の一存でその必要なしということになりました。園長も自らの意見はなく・・・
まわりの理事や評議員の方々も多くの人が無言のままその成り行きまかせ状況だったそうです。
私としてはなんとなく予感的中という感じでしたね。
『トップ自らが先頭にたって覚悟を決めて、自らの意志で改革の一歩を踏み出し、未来に向けて前向きなエネルギーを持ち続けていかない限り改革はうまく進まない』
と思っています。
その園の園児数はおそらく次年度100名以下になるとの状況報告もいただきました。年間で20名程度が減少しているとのこと・・・普通に考えても、かなり深刻な状況に陥っていくことが予想されます。ちなみに、そのエリアは決して子どもがいないエリアではなく子どもの数は逆に増えているエリアでもあります。なのに・・・
弊社にご連絡いただいたその評議員の方はその園のためと思って、おそらくインターネット等でいろいろ調べて、弊社CLPにご連絡いただいたんだと思います。そのような、素晴らしいリーダーがいらっしゃるのに、その方を活かせないその園の経営陣。
そして、数日後、その評議員から「評議員を辞めることになりました。」との連絡をいただきました。
何が言いたいのかといえば・・・
『組織の停滞を招いているのはトップの思考の停滞である』
ということ。
冒頭に話した園で言えば、現場の園長先生や幹部の方々がそれだけ危機感をもって改革しなければならない、そしてもっと前進したいと思っている状態なのに、そのエネルギーを停滞させているのが理事会組織ということ。
現場にそれだけ前向きなパワーが充満していることこそ、一番の勝算要因だと私は思っているのですが。
『何も手を打たないで、停滞が改善されることはない』
そんなことは誰でも頭でわかっていると思うのですが、それをそのままにしてしまう人が案外多い。
『組織はトップ&リーダーで99%決まる』
そういうことでしょう。
過去の栄光に甘んじず、その園が積み上げてきた歴史とブランドを継承しながらも新しい時代に適応して新しい価値を作り出していくことで、停滞ステージを常に打破していくトップが率いる組織。
過去の栄光にしがみついて、現実を受け入れず、危機的状況にも関わらず変わることに恐れを感じて、いつまでも現実逃避しながら、停滞をごまかし続けているトップが率いる組織。
そこで、やはり思い起こされるのは、このブログに何度か登場している以下の言葉。
『最も強いものが生き残るのではなく、
最も賢いものが生き延びるでもない。
唯一生き残るのは、変化に適応できるものである』
ダーウィン
私が幹事をさせてもらっている地域一番の勝ち組園のトップが、かつての理事会後の懇親会で話していた言葉・・・
『いろいろ叱咤してくれる人がまわりにいてくれることがとても大切なんだよね』
変化のきっかけを与えてくれる人、そして現状に甘んじないように見守ってくれる人という意味なんだと思います。
それは、いつの間にか停滞していることに気づかせてくれる人でもあります。
まわりにいる自分を成長させてくれる人を見極める視点もトップにとって大切な視点だと思いますね。
時代の流れとともに、どのように変化、進化していくべきかを常に考えて決断してカタチにしていかなければ、生き残ることはできない厳しい時代ですからね。
今日は、最近の相談内容から感じた「停滞」というテーマについて自分なりの見解を書いてみました。
インフルエンザも流行っているようなので、体調管理にお気を付けください。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

