『園運営の軸になっている8つのテーマ』 ~中期経営計画の策定ポイント~
- 2026.11.05
- MESSAGE園トータルサポートCONSULTING
中期経営計画 幼稚園経営計画 こども園経営計画 保育園経営計画

今年度から弊社のコンサルティングサポートがスタートした学校法人。
認定こども園を3園運営しているので、定期的にその3園に訪問して、各園の実情を踏まえたコンサルティングサポートをしています。そして、現在、学園から各園の園長先生に課せられているものが・・・
『中期経営計画の策定』
今年度中に次年度から5か年タームの中期経営計画を策定するというもの。
もちろん、弊社CLPとしてもその策定サポートをしていくわけですが、日々発生する直近の課題や問題への対応でなんだか忙しいというのが現場の実態であり、各園の園長先生は、そこまでなかなか頭をまわす時間がとれていない。そんな感じでしょうか。
でも、これって多くの組織で起こっていることだとコンサルティング現場で実感しています。
日々の対処に振り回されて、その時間で精いっぱいで未来へのあるべき姿に向かう思考時間が担保できていない。でもそれって本末転倒なんですよね。今の課題や問題に対処しているだけでその問題を解決するためのアプローチにかける時間がないため、その課題や問題の対処を繰り返している日々。
そんな組織やチームや個人は世の中でけっこうたくさん存在している。
トップの立場の人はもちろんですが、トップの階層に近づいていく中で、時間の使い方の内訳を変更していくことがた大切だと思っています。できるだけトップや幹部のポジションの人は、現場の対処や緊急事態に振り回されている時間は減らして、未来への準備時間を担保できるようにしていくことが重要ですよね。
『過去や今よりも、未来を創造していくための思考時間を自分の中で増やしていくこと。』
つまり『後始末よりも前始末』ということです。
その組織の全員が緊急事態に振り回されて、未来へのコントローラーが存在していない組織は、もちろんその組織やチームで起きている課題や問題を客観的、俯瞰的、多面的、中長期的に観る人が存在しないので、日々の対処で時間が積み重なっていくだけ・・・つまり、後始末タイムが多めですからもちろん停滞、後退しますよね。
そういう意味では、今回のようにトップや幹部が自分の組織の実態を整理しながら中期的な経営計画を策定するための時間をあえて確保していくことはとても重要だと考えています。
今回、3園がそれぞれバラバラで考えるよりも、ある一定の枠組みは共有しながら、プランニングしていくほうが望ましいと考え、私のほうで、園向けの中期経営計画づくりのベースフォーマットを作成しました。これからこのベースフォーマットに沿って、各園でプランニングが具体的にスタートしていくところです。
さすがに、フォーマットの詳細は非公開とさせていただきますが・・・
全体の構成概要は以下のような感じになっています。
1.園児数目標設定(5か年プラン)
2.マーケティング面の戦略と展開について
テーマ①:園児募集活動
テーマ②:採用・リクルート活動
テーマ③:広報・認知・PR活動
テーマ④:地域の教育総合コミュニティ施設化に向けて
3.マネジメント面の戦略と展開について
テーマ①:ビジョンマネジメント(理念・ビジョンの浸透戦略)
テーマ②:人材育成
テーマ③:園風(カルチャー)育成
テーマ④:ES(TS)アップ戦略
簡単に言ってしまえば・・・
『そのエリアにおける自園の適正な園児数目標を明確化した上で、マーケティング面とマネジメント面の合計8個のテーマに対する、現状の課題や伸びしろの抽出、それを改善、良質化していくための具体的な施策展開プランを構築していき、それを着実に実行展開していくためのプラン策定をする。』
ということ。
弊社CLPとしては、プランニングフェーズの具体的なアドバイスから実行展開フェーズのチェックマンとして機能していく役割を担います。
実は、上記8個のテーマは、私が幼稚園・こども園・保育園の経営&運営レベルのチェック&評価をする際に重視している視点ということでもあります。
『園運営の軸になっている8つのテーマ』
と捉えていただいてもよいのかなと。(あくまでも雑賀流ですが・・・)
これまで25年以上この業界をお手伝いしてきた経験値から導き出した運営軸とも言えます。
私としてはこの8つのテーマの実態やレベルをチェックして、段階的にレベルアップしていくことで、園全体の活性化とブランディングを進めていくわけです。ですから、もちろんある程度の時間は必要になります。小手先のサポートをしても意味も価値もないと考えています。このシビアな時代に小手先の改革だけでは生き残れないでしょう。
各テーマに対する詳細やある程度の解説は私の著書にそのすべてが書いてありますので、ご興味ある方はぜひご一読ください。

対処に振り回されている日々からの脱出を図っていくためには、この運営軸の実態を踏まえた未来への改革、良質化が必要なわけですが、日々の忙しさの中で、経営陣の頭の中に、その思考時間が不十分になっている。そんな園がとても多いと感じています。その前に、組織の実態を客観的、俯瞰的に分析するフェーズにおいて、”思い込み”や”情報不足”の影響で適格な分析ができていないケースが多いと感じています。
そこに埋没してしまうと、とても危険ですよね。本来目指すべき道とは間違った方向付けをしてしまうわけですから・・・
今回は、幼稚園・こども園・保育園という業界での話をしておりますが、一般の企業や個人の方も大枠ではまったく同じことが言えると思っています。
『今、問題を発生させている根源的な原因にアプローチする』
これがとても大切なのかなと。
問題対処を繰り返す日々、その結果として後始末の時間が増えて停滞・後退してしまう人と組織。
問題の根源的原因にアプローチをして、未来への改革を適格に進めて勝ち組になっていく人と組織。
この差は、日々の時間の使い方の質、思考の使い方の質にあるんだろうなと思います。
『過去や今よりも、未来を創造していくための思考時間を自分の中で増やしていくこと。』
それが、良質な時間と豊かで明るい未来へとつながっていきます。
今日は、弊社のコンサルティングサポート先での『中期経営計画の策定』の話題から、私が日々の現場実態を通じて感じていることをお伝えしてみました。
自園の中期経営計画をしっかり策定して豊かで明るい未来へつなげていきたいと思った方、思っている方は気軽に弊社までお問合せください。(以下お問合せフォームです)
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

