幼稚園では、現場の先生方に来年度、継続して働くか
それとも退職するかを最終確認をする時期でもあります

そんな背景の中で、決断に悩んでいる先生から相談されることもありますし、
その結果を得て、園長先生から相談されることもあります

その園にとって、想定内の結果、想定外の結果、年度によって様々です。

想定外の複数人の先生が退職する園では、その退職者が多ければ
多いほど、保護者の中でどちらかと言えばネガティブなイメージに
つながってしまう・・・
真実ではない噂が伝言ゲームのように広まっていく・・・

もちろん、寿で退職する人、次のキャリアステージや夢を求めて退職する人は
ポジティブですが、そうではなく、現状の職場環境に不満や不安を感じて
辞めていく人もいますよね

恩を仇で返すような辞め方をした人は、次の職場環境でもあまりうまく
いかないように思いますし、同じことを繰り返す傾向が高いのかなと思います

何かを決断するということは、
その時の優先順位を自分の中で整理するということだと思っています
自分のまわりにいる人達、全員に対してベストな決断というものは
なかなかないものですよね。

その決断をすることで、誰かが悲しんだり、誰かがフォローしたり、
誰かの意に反したり・・・自分勝手ではなくある程度責任感がある人間だったら
その状況の中でいろいろと悩むわけです

でも、最終的に決めなければいけないタイミングがあるのが現実。

職業柄、そんな状況に直面している人に毎日のようにお会いする中で
自分なりに共通してお伝えしていることは、

『決断したことに後悔しないように、そのあとの未来をより良くすること』

決断する前から、それが確実に正しいことなのか、間違っていることなのか
はわからないわけです。だとしたら、決断をした後をどうするかが重要ですよね

自分の決断は間違っていなかったと自信を持って言えるように
未来を創造していくしかないと思うのです

それを実現する上でプラスαでよくお伝えしているのは、
その決断に対して未来のイメージが具体的に見えるか見えないか？
クリアでなくあまりよいイメージがわかない場合は、そこに進むべきではない。
その逆に、鮮明にイメージできてワクワクするものであれば、進んだ方がよい。

論理的ではないかもしれませんが、そういう感覚的なものも大切だと
思っています。

『人間は、自分でコントロールできる環境に身を置くと自信が高まる』

という性質があるそうです

その観点から考えると、自分が進む未来を自分がコントロールできる可能性が
高いのか、それとも、その未来は自分ではほとんどコントロールできず他人や
まわりの影響を受けすぎてしまうのか・・・
そんなことも、決断のポイントにしたらいいのではないでしょうか

心理学では”コントロール感”と言いますが、
やたら自信のない人の共通項として感じるのは、まわりに振り回されている
時間が多いということ。
つまり、コントロール感を失っている時間が多いということ

でも、その状況は勝手に改善されるものではありませんよね
自分が力をつけて、信頼を得て、まわりの人から任せて安心というレベルに
なってこそコントロールできる環境を手に入れることができると思います

そして、自分で覚悟を持って決断することを避けて、他人任せにしていれば
当然、コントロールできる環境にはならないとも思います。
そこから突破できずに、くすぶっている中で自信が高まらないのは当然でしょう。

まあ、いろいろ話が展開してしまいましたが・・・

正しい決断とは、新しいことにチャレンジして未来を良くしていくことであり
未来を良くしていくことで、正しい決断だったと振り返られる日々を継続
している人が手にすることができるのが”コントロール感”＝”自信”

そんなふうに思います。

以前のブログ記事で、

『人生は、始める・やめる・やり続けるの連続！！』

というものを書いたことがありますが、この記事をクリックして読んで
いただくと、上記の内容とリンクしている内容とも言えるのでメッセージレベルが
高まると思いますね

その決断には『目的と覚悟』がともなっているか？
正しい決断で未来をコントロールしていくための重要なポイントでしょう