今日は大晦日、2020年もあと残り数時間となりました
今年はコロナ感染による緊急事態宣言など、特別な1年だったと思います。
今もなお、感染拡大している最中での年越しになりますね

毎年恒例で開催されている忘年会も今年はあらゆるリスクヘッジを考慮して
個人的に自粛させてもらったので、今年は１つも忘年会に参加せず
社会人になってからこんなことは初めてですね。

弊社CLPも緊急事態宣言の4月～5月にかけては、ほとんどのコンサルティング
業務がキャンセルとなり、業績的にもけっこうマイナス影響を受けた1年だった
と思います。自分も含めていろいろな意味で多くの方々にとって・・・

『逆境の年』だったのかなと感じています

そんな逆境のときにこそ、いろいろな人達の底力といいますか、真の力が
見え隠れするのかなとも思っています

これまで当たり前に成立していたことが機能しなくなった
これまで成立していたビジネスフォーマットが崩壊してしまった

そんな逆境が現実ごとになったときに、どう乗り越えていくかを試されている期間
なのかなと思っていますし、コロナの影響の中で個人的に強く感じたことは・・・

『常なる安定はない』ということ。

今年は、大幅に社会全体が不安定な方向に揺さぶられた年であり、
その中で安定を取り戻していく力を試されている年なのかなと思っています

歴史を紐解いていけば、コロナという要因だけではなく、社会全体が大幅に
揺さぶられる機会は定期的におとずれている。

それが戦争だったり、飢饉であったり、大災害であったり・・・

これらが世界、日本、社会の中で繰り返されてきていることは事実ですよね。

でも、その都度、既存のフォーマットやスタイルを打開して、それを乗り越える
ために必要とされる新しいフォーマットやスタイルが生み出されてきました
そして、再び安定を取り戻していく人間の強さを感じることができます。

そのときをスポット的、瞬間的に見てしまったら、ただ大変だ、不幸だ・・・
という見解しかないかもしれないけれど・・・

長い歴史の中のプロセスという視点で見たら
”あの出来事は必要だったのかもしれない”と思える未来につなげていくことが
大事なんだと思っています。

人間には、そうやって未来につなげていく力があるからこそ、多くの逆境を
乗り越えてきたのであって、本来その力を持っているということでもある。
もちろん個々によってその力に差があることも事実

そして、その逆境を乗り越えるたびに、新しい価値が生み出されていたり、
何かがステージアップされていたりする。

逆説的に言えば・・・

『人間が進化するために逆境が起こっている』

のかもしれない。こればかりは正解はだれもわからないものですが、
個人的にはそんなふうに考えるときもあるし、自分も人生のプロセスの中で
それなりの逆境があったからこそ、強く広く深くなれた部分もあると実感しているので

そんな経験の中で思うことは、

『自分自身がそこにある逆境とちゃんと向き合う覚悟や姿勢が大切』だということ

人によっては、誰かが解決してくれるからとか、自分の責任ではないからとか、
そうやって、無関心に無頓着になって現実逃避する人がいます。
世の中がそんな人だらけになってしまったら、社会崩壊していってしまう

でも、社会はちゃんと安定を取り戻すことに成功してきた
それは、上記の人達とは逆の視点で、逆境に向き合って問題と向き合って、
乗り越えようと努力を続ける人も多く存在しているということですよね

そうやって、人によって生き方のスタンスが違うのは当然ありますが、
そこも相対的に偏り過ぎず、バランスがとれているものなのでしょう。

『毎日、誰かが誰かのバランスをとっている』ということ。

そして、最後にやはりここに行き着くのですが・・・

『最も強いものが生き残るのではなく、
　最も賢いものが生き延びるでもない。
　唯一生き残るのは、変化に適応できるものである』

　ダーウィン

逆境でも、ちゃんと向き合って臨機応変に柔軟性をもって前向きに未来を
イメージしながら適正変化をしていくことが大切なんでしょうね～

コロナの逆境の中であたらめて自分なりのこの1年の総括をしてみました。
2020年が終わろうとしています。皆様も1年間お疲れ様でした。
今年の逆境に感謝できるように来年も良い変化をしていけたらと思います

それでは皆様、良い年をお迎えください