一昨日、ビジネスパートナーであるWEBデザイナーの方と
自社サイトの全面リニューアルの打ち合わせを行いました
弊社CLP（クロスライフパートナーズ）を立ち上げて今シーズンで13期目
に突入しているわけですが、一度も自社サイトをリニューアルしてなかった

既存サイトでは現状の事業展開をちゃんと網羅できていませんし、
当然ですが、それらをわかりやすくお伝えできるようになっていないので、
さすがにリニューアルをします
夏前くらいにはオープンできたらと思っていますのでお楽しみに～

打合せ後に、美味しいワインを飲みながら久しぶりに会食タイム
家族の話やら、ビジネスの話やら、過去の海外渡航歴の話やら楽しい時間となりました。
ビジネス面での打ち合わせタイムでは、そこまで互いのことを深掘りした
トークはしませんので、そういう会食タイムはとても貴重なひとときですよね

そんな時間の中で、互いの夫婦関係の話になったときに登場したキーワードが

『補完の関係』

そのワードを聞いて、自分の頭の引き出しの中から引っ張り出されてきたのが

『マ−ンスタインのＳＶＲ理論』

仕事柄、いろいろな人の相談に乗る機会は多いほうだと思うのですが、
その延長線上でプライベートの時間やパーソナルコーチングの時間で
恋愛や男女関係の相談やそんな類のテーマの相談につながっていくことも
少なからずあります。いや・・・けっこうそのテーマの相談多いです

恋愛にももちろんマーケティングや心理学のようなことは応用が十分にできるわけで・・・
社会心理学という視点で自分がけっこう人間関係構築の上で重要な理論だと
思っているのが、この理論なんですよね。

心理学などを学んでいる人たちにはそれなりに知られている理論かもしれませんね。

人と人が親しくなる発展段階を3段階のステップで考える理論ですが・・・

【第１段階】＝「相手から受ける刺激の段階」（stimulus）

【第2段階】＝「価値観の共有の段階」（value）

【第3段階】＝「役割の補完の段階」（role）

人と人が出会う初期段階で、互いに刺激を受けるポイントはどういうところにあるか？

一般的には、外見的魅力、声、しぐさ、行動など、つまりビジュアライズされた
五感で感じ取ることができるもので互いの印象や魅力を判断しているはずです
他には、第三者や世間における当人の評判なども、その一要素になるらしいですね

そして、そんな刺激が互いに平均点以上であれば、次のステージに進みやすくなり・・・
デートなどで何回か食事をする段階になっていくことでしょう
そして・・・

『お互いの考え方や関心や興味などが近似しているかどうか？？』
『あらゆる価値観が自分と似ている人かどうか、共有しやすい人間なのか？？』

ということを、コミュニケーションが増える中で、お互いにチェックや
確認をしていくわけですよね。
2人の価値観が似ていることを、「合意的妥当性の保障」とも言うらしいですよ

その段階をクリアすると、
価値観の類似に加えて、互いが補完できる関係であるか？
ここで、今日のキーワードである『補完』という言葉が登場してきます。
つまり・・・

『「1＋1」が2以上の関係になれる可能性があるか？』
『互いに補い合い、そして高め合える関係を築ける存在であるかどうか？』

ということを考えていくわけです。

そして、互いに必要で重要な存在であることを強く感じていくようになり、
一緒にいられる時間をより多くしていく中で、結婚というステージも見えてくる
ということでしょうか

つまり、出会いからスタートして良い恋愛に発展させていくためには、
以下の資質が重要だということでしょうね

①五感で感じられる魅力の要素を高めること（外見的魅力、態度、表情、言葉使いなど）

②価値観や感情や心の共有を相手と上手にできるコミュニケーション能力を鍛えること

③互いの違いをプラスに受け入れ、必要とし合える器のサイズを広げること

もっと、シンプルに表現すれば、

①気遣い＆気配り＆感性のレベル

②コミュニケーションのレベル　

③人間的器のレベル

それらのマッチングレベルが平均的な人よりも、
自分とかなり近い人間との出会いこそ、『運命の出会い』というのかもしれませんね
自然と会話が弾み、自然に支え合える存在

しかし、自身の成熟レベルが低いときは、
おそらく自分の価値観も明確に軸が定まらず、
それを伝えるコミュニケーションレベルも未成熟
そういう段階でよく起こるのが、とりあえず好きな感情は持っているということで
相手に合わせることでその関係を維持しようと努力をする
しかし、それって時間経過とともに、心身ともに疲労が蓄積して苦しくなっていく
結果的には・・・その状態を長く続けることが一般的には困難なんですよね

自分が大事にしている価値観が不明確で自信がないから相手との違いを受け止める、
受け入れる器はもちろんなくて・・・
そして、相手をそういう視点でちゃんと見極められる能力も成熟していないわけで・・・

そんなときは、いくらたくさんの人との出会いがあろうとも、
いくら魅力的に感じる人との出会いがあろうとも恋愛を
自分のプラスにつなげることが難しい時期なのかな～と思いますね。

『恋愛のレベルと自分の人間的成熟度との相関関係あり』

『マ−ンスタインのＳＶＲ理論』を通じて、
恋愛のレベルと、人間の成熟レベルというのはある程度は連動性があるのでは
ないかな～と個人的な見解としても思っています。

『恋愛がうまくいかないとき、
　それは自分の人間的な力をもっと磨けというシグナルである！！』

そんな偉そうなことを語るわけでもないですし、語ろうとも思いませんが、
なんだか、恋愛がいつもうまくいかないで、いつまでも相手のことを愚痴っている人に
遭遇するとそんなことを密かに心の中では思うのであります

だいたい、何かの問題の根源的原因は、自分自身の中にあるものですよね

これは何も恋愛というテーマだけではなく仕事面でもその他のプライベート面でも
あらゆることがそうなんだと思います。

ビジネスでもプライベートでもまったく同じタイプの人間がパートナーを
組むとあまりうまくいかないというのは自分の経験則で思っていることです

パートナーとしてセレクトしていく相手について、
基本的な価値観のベースの近似性は大前提となりますが、
まったく同じ資質やタイプや性格の人間なんでいないですし、資質やタイプが
近すぎる人でないほうがよいと思いますね。

だからこそ、大事なのは・・・

『各人のタイプ違いを『合わない人』と捉えるのではなく、
　自分の足りていない部分を『補完してくれる人』と捉えられるか』

なんだと思うのです。

その思考レベルがあるかないかで、その人（パートナー）にかける言葉や
その人のためにとれる行動が変わってくるんだと思いますね。
それが、人間の器と成熟度なのかなと

お互いに、価値観が近似しているというステージをクリアした上で、
それぞれが役割の補完関係として大切なパートナーなんだと
認識できているパートナーは互いに必要な存在だと思っていますから
当然、長続きしていきますよね

でも、どちらかがそう思っていないとか、どちらかが自分を押し殺して
相手のために合わせているとか・・・そこにはやがて限界がやってくるのでしょう

パーソナルコーチングの仕事において、恋愛や夫婦関係などのテーマの案件
の時には、そんな話をお客様とシェアさせてもらう時も多いですね。

そんなときに、自分がよくお伝えするのは・・・

『自分の自然体で過ごせる人こそベストパートナー』という話。

その人の前で気張らず、自然体でらくちんでいれる時間が多いこと。
そして、自分の喜怒哀楽を存分に出すことができてしまう人。
そして、互いが補完できる部分やタイプ違いを受容できる存在であること。

『喧嘩するほど仲が良い』＝『自然体や喜怒哀楽を出せる人は仲が良い』
という意味なんだと思うのです。

それは、そんな感情を出してもちゃんと理解してくれるというある種の
安心感と信頼感があるからできるわけですからね～
子どもと親もそうなんじゃないかな・・・

もちろん、１つ付け加えたほうがよいのは、大人のコミュニケーションということで
互いにある程度配慮をし合うことは必要ですけどね

今日は、パーソナルコーチングやプライベートのでけっこう相談の多い、
恋愛や夫婦関係やパートナーとの人間構築といったテーマで、
『補完』というキーワードに関する自分の見解を整理してみました。

皆様、コロナ過で自粛モードかとは思いますが、素敵なGWをお過ごし下さい

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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