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社会への適応能力は何で決まるのか? ~育ち方の違いが差を生む~

20180501

今日から5月ですね
GWの合間、皆さんいかがお過ごしでしょうか??

最近は、毎日良い天気でもうすでに夏のような感じですね

今日は夕方、2歳になった息子を寝かせるためにですが、
初めて2人だけでご近所ドライブに出かけてきました
子どもが安心して寝ている顔ってとても愛おしいですよね
逗子海岸からは夕日が綺麗に見えていました

 IMG_8485

コンサルティング現場の幼稚園や保育園で、
「新人の先生がGW明けから園に来ない、そんなことが毎年あるんですよね~」
なんてコンサルティング先の園長先生と会話をしていたら、

たまたま、その日に体調不良で休んだ新人の先生がいたので、
「まさか、そのまま園に来なくなって、GW明けに退職なんてことないですよね。」
という話を冗談で話していたのですが・・・

次の日に園長から私に送られてきたメールを確認すると、
「〇〇先生が退職することになりました。・・・」という文面が

まさか、GWが始まる直前にそんなことになるとは、想定していませんでした
その先生は、担任のクラスを持っていたので、いろいろとマイナスの余波が・・・
GW中で休みではありましたが緊急事態ということで、
今後の対応策や処理方法などのアドバイスを電話でさせていただきました

他のコンサルティング先でも4月の頭に
すでに、退職者がでてしまったばかりです

最近、このような現象が、社会の全体的な問題の1つになっていますよね
昔からあったとは思うのですが、最近はその全体的な割合が高まっています。

そんな背景の中で、最近よく聞くようになった言葉が

『適応障害』というもの

簡単に言えば、ある環境から生じるストレスによって心身に異常をきたす病気。

それと比較して『うつ病』という言葉もよく聞くようになりましたが、
うつ病は「脳の病」で適応障害は「心の病」という部分が異なるようですね

うつ病は、その特定のストレスから解放されたとしても、症状がすぐには回復
しない傾向があるそうですが、適応障害は、ストレスから解放されると症状が
回復するという特徴があるそうです。

そして、適応障害が発症した人は、5年後には40%の人がうつ病に移行してしまう
というデータもあるそうです。

あくまでも個人的見解ではありますが、最近では多くのケースが
適応障害の段階で、なんらかの問題行動ややる気の減退につながって
退職という結果になっているのではないかと思うのです

脳のレベルまででなく、心のレベルでもうリングアウトしてしまう人達が
多いのではないでしょうか。

そして、そこから思うのは、そこでリングアウトしてしまうような人って
たとえ職場や職種や環境が変わったとしても、ある程度高い確率で
同じような現象を繰り返すんじゃないかな~
と思ってしまうのです

どこに行っても、最初わからないことをしていく段階や、初めての人達と
チームを組んで自分の居場所を確立していく段階が必ずありますよね。

その段階においては誰でもストレスはかかるわけで・・・

私はこれを、『コンフォートゾーンからの脱却』と呼んでいます。
人が成長したければ、少々ストレスのかかる環境が必要だという考え方です
が、詳細を書いたブログ記事があるので、そちらは以下をクリックして
ご覧ください。

『コンフォートゾーンからの脱却 ~今の快適と未来の快適~』

自分のイメージしていたものと、現実とのギャップも必ずあります。
逆に言えば、自分のイメージ通りの人達がいて、イメージ通りの仕事を
毎日できる職場なんて存在しないと思います。

ギャップの穴うめや自分の居場所づくりを日々繰り返していくことが
社会人として大切だとは思うのですが、そのプロセスにおけるストレス耐性
が不足している人ほど、日々不安定になっていく・・・

やはり、就職するまでのプロセスでその人が何を体験・体感・習得してきたか、
そして、それをどのような受け止めることができているかで
社会人としてのストレス耐性は大きく異なる
のかなと思いますね。

いわゆる、その人の『育ち方』の違いが差を生んでいるということ。

こればかりは、遡って相手の歴史を変えることは不可能ですから、
こんな時代のリクルートも注意して人材セレクションしていくことが
とても重要になってきています

でも、正直なところ、採用段階では良さそうに思った人が以外と
早々のリングアウトしてしまうようなケースも増えていますね

実際、一緒に働いてみないと人の本質的なところまではわからない
ということもおおいにあるでしょう。

そんな、現実を目の当たりにして再確認していることは、

『レジリエンス(忍耐力)の大切さ』

社会適応、環境適応力がある人って、必ずレジリエンスが高い人
だと思っています

詳細については以前このブログでも書いたものがあるので
そちらは以下をクリックしてご覧ください。

「レジリエンス ~逆境を乗り越えられる人になるために~」

逆境に直面したときにとる、その人の反応や行動は人それぞれですが、
やはり、いろいろなプチ逆境体験を積み重ねて、乗り越えてきた人間が
社会にでても同じように乗り越えていける人になるのは当然のこと
かなと
思いますね

逆境に目を背けてきた人、そうならないように人の影に隠れて生きてきた人、
誰かに押し付けてきた人、誰かにやってもらい過ぎた人・・・

あげればきりがないですが、そんな「育ち方」の人は
社会適応力が高い人になりにくいと思いますね

そのような「育ち方」を自分のまわりの環境条件から余儀なくされてしまった人は、
ある意味かわいそうな人なのかもしれません

最近、あらゆる場所や場面で、いわゆる”適応障害”なる現象に遭遇する
機会が多いと感じています。
そこであらためて大切だなとふと思い出したフレーズは・・・

20160601

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。

唯一生き残るのは、変化に適応できる者である」 By ダーウィン

環境に応じて、変化するのが不得意だから苦しいんでしょうね。
逆境力=変化力なのかもしれません。

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