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次の一歩はポジティブステップorネガティブステップ? ~目的と覚悟の伴う判断~

この時期は、新しく社会人になった人もいれば、転職をして新しい職場での生活がスタートした人もいて、良い意味での緊張感を感じながら新たな一歩を踏み出している人が多いのかなと思います。

職業柄、『今の仕事内容に悩んでいる、転職をするべきかここに留まって続けるべきか・・・』といった相談にのる機会も多いわけですが、自分の中での判断軸は・・・

①次の一歩はポジティブステップなのか
②次の一歩はネガティブステップなのか

ポジティブとは、明るい未来に向けて、更に自分の可能性を広げるために転職や退職に踏み出すということ。ネガティブとは、今が嫌だからとりあえず、そこから離れるというようなモノの考え方。

その人と話をしていて、ポジティブなエネルギーを感じとれたら、前進することを推奨します。しかし、ネガティブなエネルギーしか感じとれない場合は、前進することはお薦めしません。

自分の外側に矢印を向けて自分都合優先で何でも考える傾向が強い人は、他人や職場環境など、自分の外側にすべての理由を作り上げようとします。そんな人は、どんな仕事をしても、どんな職場環境に行っても、結局、愚痴や文句を言い続ける人です。

だから、環境が変わってもまた同じことを同じように繰り返す可能性が高い人であることはわかってしまうので、心の中では次の職場に行っても同じだろうな~なんて思って聞いています。
言い方を変えれば、反省をして自己改善するマインドが備わっていない素直でない人は、どこへ行ってもネガティブタイムが多くなるということ。

採用の面接サポートをするときなどもありますが、履歴書を見て、かなりの頻度の転職を繰り返している人は、そういう視点で要注意人物としてリストアップされることでしょう。もちろん、転職頻度が多い人がすべてそういう人物だという意味ではありませんよ。

何をお伝えしたいかと言うと・・・『辞め方も大切』ということです。

辞めるときに、同僚、そしてお客様に惜しまれつつ、そして次のステージに向けて応援されつつ辞めて行くAさん。その逆に、「あの人、本当に退職してくれてよかった!!」 「正直、必要なかったよね」なんて、ひどいことを影で言われながら辞めて行くBさん。まわりへの影響や余波も考えず、ただ嫌だからという理由で辞めて行くBさん。AさんもBさんも今の仕事や職場を離れることは一緒かも知れませんが、その未来は大きく異なっていくことでしょう。

だから、個人的には前の職場や仕事内容の愚痴やら悪口を言い続けている人間はあまり良い印象を持ちません。そんなこといっても誰も得をしないことだとわからない人なんだろうな思うし、その人の成熟度の低さが感じとれてしまうからですね~。でも、実際にはそういう人達がけっこう多いな~と思うわけです。

特に最近は入社1年目の社会人の離職率がアップしていると聞きますし、そんな相談や報告が私のところにも4月からGW明けに多くなる。

もちろん、モノには限度やマッチングなどがあるので、どうしようもない場合はあると思いますが、そうでないことのほうが多いようですね。以前このブログで同じような内容で書いた時に、そういう人達の特徴を以下のように整理してみました。

★自己責任性の欠如
⇒自分のまわりや他人に責任をなすりつける人生を不幸にするクセがついている

★困った時の現実逃避グセ
⇒自分が困ったときに親やまわりの誰かに助けてもらいすぎた環境から発生する病気
⇒上記の理由により自分のミスや失敗を素直に受け入れられない症候群になっている

★自己肯定感の欠如 
⇒努力や苦しみがやがて自分のためになるという成長に不可欠なマインドを体得できずプチ成功経験・体験のなさが自分に対する自信の欠如になっている

★自分の理想と現実のギャップを受け入れるキャパシティーの欠如
⇒理想と現実のギャップから自分のこれからの伸びしろを発見することを知らない。ギャップを埋めていくための努力や工夫やチャレンジの必要性・重要性を理解できていない

★ストレスや負荷に対する忍耐力(レジリエンス)の欠如
⇒世の中にはストレスや負荷があるから、反骨心が産まれ成長できることを知らない

特に”忍耐力の欠如”(レジリエンスの欠如)に関しては、最近気になりますね。生きていく上で重視されている非認知能力の中でも、特に大事だと言われていますからね~

先日、奥さんの実家に行ったときにふとみたカレンダーに書いてあったのでメモをしたフレーズが・・・

『忍耐とは希望をもつ技術である』

今直面している厳しい、大変、苦しい状態の中で、近い未来の希望を持てる技術があるかないか?これで、各人の忍耐力に差がついているということですよね。厳しい、大変、苦しい状態の中で、ほんの少しでもいいから明るい未来や兆しを見つけようとすることは、誰でも普段なんとなくやっていることではないでしょうか?例えば・・・

この1週間を乗り切れば温泉旅行が待っている!!

久しぶりに彼氏とデートができる!!

終電まできついけど頑張って帰れば、子どものかわいい寝顔が見れる・・・

大きな希望でなくとも、そんなちょっとしたハッピーマインド体感を自分で促進することによって、いろいろなつらいことを乗り切ることができるわけですよね。自分も20代によく徹夜をしながら働いていた頃は、自分なりに、”近未来のちょっと楽しい妄想”に励まされながら、体を酷使していたことを思い出します。

視点を少しアレンジして考えてみると、我々の日々は『何かを始める、やめる、やり続ける』という判断の連続で成り立っています。その判断のレベルはそのタイミングや時期によって差異があり、小さな軽いレベルの判断のときもありますし、転職をする、独立をするといった大きな覚悟の伴うレベルの判断のときもありますよね。そんなテーマで書いた記事がありますので以下にリンクさせていただきます。

鹿児島から昨夜東京に舞い戻りました。ご支援先の幼稚園は、写真でもおわかりいただけるように本当に自然がいっぱい!!そこに足を踏み入れるといつの間にか無意識に深呼吸をしている自分が(^
2013-09-19 23:01

リンク記事にも書きましたが、目的と覚悟がセットになっている判断が大切かなと思います。なんとなく・・・というのはよろしくないし、基本的にそれはネガティブステップの傾向が強い。

それに加えて、自分が大切だなと思ってコンサルティングやパーソナルコーチングのお客様によくお伝えすることは・・・

『決断するときに、その道が100%正しいとか間違いないことなんて誰にもわからない。でも、自分で決めたこと、判断したことがその後上手くいくように努力をして工夫をしていくことを大切にしたほうがよい。だからこそ、真剣に考えて目的と覚悟の伴った判断をするべきである。』

自分は相手に質問をしながら一緒に確認していく中で、その決断や判断をしたその後の未来がワクワクするか、ポジティブイメージを鮮明に描けているかを感じとるようにしていますかね。

ワクワク感があってポジティブイメージを持てる未来は、人はどんどん話すことができます。でもそれとは異なる状態の人は、未来を語れず、過去ばっかり語る傾向が強い。その状態を感じると自分の中では少々危険なシグナルと判断しています。経営戦略や未来展開のアドバイスでも、基本的には一緒ですかね。

もちろん、論理的で根拠のある判断であることは前提なのですが、その判断において、本人がワクワクできているか、ある程度鮮明にイメージできているかが自分の中では未来につながるとても大切な要素だと思っています。

皆さんも日々の中で何かを判断する際に、まずは自分自身の中でそれはポジティブステップかそれともネガティブステップかを自問自答してみるとよいかもしれませんね。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

※昨日、お会いした2人の方から、このブログの継続性と内容についてお褒めの言葉をいただきました。ありがたいですね。基本的には、自分自身の思考の整理と日々の体験の意味づけの習慣化の目的でアウトプットしているのですが、これからも、お読みいただいた方々の仕事や人生のちょっとしたヒントや刺激になったらいいかなという想いで継続していきたいと思うので、記事の内容に共感していただけたらぜひ”拍手”ボタンのクリックをお願い致します!!(自分のモチベーションになりますので・・・)

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