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コンフォートと緊張感のバランス調整 ~今やれる範囲のことだけしていてよいのか?~

GW明けの1週間、皆様いかがお過ごしでしょうか。

GWモードからの切り替えがうまくいかない方もいることでしょう。また最近の寒暖差の影響で体調を崩している方もいるのでしょうか。

今日は、『コンフォートと緊張感のバランス調整』というテーマ。

自分も社会人となってかれこれ20数年が経過しました。先日、コンサルティング先の会社の新入社員の研修を行ったのですが、父親の年齢は?と質問をしたら、43歳・・・なんと父親よりも自分が年上に。

自分にももちろん新人時代はあったわけで、当時はあらゆる先輩たちからの叱咤激励を毎日のようにあびながら必死になって成長課題と向き合っていたことを思い起こします。

時を経て、1つの会社の社長となった今、その当時のように社内の先輩もいませんし、トップが故に以前のように多くの方が叱咤激励してくれる機会もございません。すべては自己責任という環境の中で誰に何を言われるということも少なく、自分で決めたことを自分の責任で進めている日々。

最近はコロナの影響は少なからず受けながらも、お蔭様で13年間なんとか会社を継続することができているのは事実ですから、順調と言えば順調なのでしょう。そして、以前のように休みもなく、人の寝ている時間をも使って働いていたスタイルとは大きく異なり、休みもしっかりとっていますし、徹夜をすることもありません。当時と比較したら、労働効率という面では格段にレベルアップしています。

ある意味”快適な日々”と言えるかもしれません。

そんな状態のときに、ふと自分の中で思うことは、コンフォートと緊張感のバランス。

コンフォートとは、安心感、快適さ、居心地の良さという意味になりますが、人生の中でコンフォートタイムが多いことはよいことだと思っています。しかし、その反面、コンフォートタイムに溺れていると、自分の成長が鈍化するということも頭に入れておく必要があると思っています。

意識せねばならないことは、『そのままでも問題ないこと』に対する自分自身のスタンス。

先程、順調という言葉を使いましたが、『そのままでも問題ないこと』が順調なのか否かの判断は各人で違うのかなとも思います。今のライフスタイルを維持するだけであれば、そのままの働き方でも問題ない。でも、それはつまり、今やれる範囲のことだけしていればよいという言い方や捉え方もできてしまう。

「今やれる範囲のことだけしていてよいのか?」という自問自答。

その時間の中では自分にとって新しい発見もなければ、更なる成長につながる新しいスキルや知識も身に付かない。

そんなふうに、ちょこちょこ考えている自分がいます。皆さんはどうですか?

特に、経営コンサルティングやパーソナルコーチングの現場で、ある程度のキャリアステージに突入し、その組織の中での役割や居場所も確立されている人から相談をよく受けるテーマとも言えます。

『現状に大きな不満や不安もないが、この延長線に自分の未来を託してもよいのかどうか?』

『自分自身の可能性追求や未来の目指すべきステージやゴールはどこにあるのか?』

そんな悩みや相談はけっこう多いですかね。

そんなときに、自分がアドバイスする主な内容と関連性の強い3つのブログ記事を以下にリンクさせてもらいますので、お時間がある方はぜひご一読下さい。

いや~錦織選手、本当に残念この勢いで優勝できると思ったんですけどねそう簡単には優勝させてくれませんね。これも次への意味あるプロセスなのでしょう。5歳からテニスを始めた錦織選手。小学
2014-09-09 11:36
皆さん、『マシュマロ実験』はご存じでしょうか??子ども時代の自制心と、将来の社会的成果の関連性を調査した実験です。かつてこんな実験をした人がいたそうです。幼稚園の子ども達に対して、
2016-02-17 23:48
「緊張感を保つために、常に社会に参加している!!」日本を代表する世界的建築家である”安藤忠雄”さんがテレビ番組で語っていた言葉。自分の仕事柄、いろいろな人の相談に乗ったり、研修や講
2013-09-08 19:17

これらの記事で発信しているキーメッセージを以下に抽出しておきたいと思います。

『コンフォートゾーンからの脱却』

『今の快適さよりも遠い未来の快適さを優先して生きる』

今の快適さを優先して、未来に不快な人生を過ごすのか。今の快適さから飛び出して、更に自分を磨き、未来に本当の快適さを手に入れるのか。それは、今とる選択肢が決めるのかもしれない。

『安易な道ほどやがて険しく、険しい道ほどやがて楽になる』(カーネルサンダースの言葉)

『否定する』『できない理由を探す』ことは簡単です。『受容する』『できるように努力を積み重ねる』ことは大変です。

「緊張やプレッシャーのない環境ではその人の成長は鈍化する」

「常に緊張感のある生活が成長には必要である」

「自分が社会に対してできることは何だろうかと常に考えることが大切」

「緊張感を保つために、常に社会に参加する!!」

そんなキーメッセ―ジを整理すると、コンフォートゾーンに溺れすぎていてもよくないし、緊張度が高すぎる日々もよくないし、そのバランスを日々の中で上手く調整していくことが、人生を謳歌するためのバランス調整なのかもしれないなと思いますね。

一般的には、若い頃は経験値が足りませんから、ある程度緊張感のある時間が自然ともたらされますが、キャリアステージが進化していくと、ある程度のモノゴトが想定内で処理できるようになっていきますから、良い意味での緊張感が自然と減少していくもの。

そんなときに、新たな自分への良い緊張感を付加させていくことが大切なのかなと思います。仕事面でもプライベートでも何か新しいことやプロジェクトや分野にチャレンジしたり、新しい出会いやご縁やコミュニティとつながるための行動を起こしたり・・・そうやって社会や地域と新鮮な関わり方を創り出す中でプチ緊張感を日々維持していくことが自分自身の良い刺激と成長鈍化の抑制につながっていくのでしょう。

『コンフォートと緊張感のバランス調整』

今のバランス実態は、それぞれの人が自分で考えて決断してそのバランスにしているということ。

皆さんの今のバランスはどうでしょうか?

人生のステージによってもそのバランスは当然意図的に変えるべきですよね。そこに意図があって調整できている人とたまたまそうなってしまっているだけの人がいる。やはり、自分の人生ですから、意図を持って上手に調整していけるとよいですね。自分も意図通りに進むときもあれば、バランスが崩れてしまう期間もありますから、常に微調整していくというのが現実的な進め方かなと思います。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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