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情報不足が引き起こす危険性と”そのままにしない”ことの大切さ 

一昨日は、長らくお付き合いのある幼稚園の園長先生と横浜にて会食兼スポット相談&ショートコンサルティングの仕事。

スポット相談&ショートコンサルティングとは、その名の通り、必要なときに必要な時間ご相談に対応してコンサルティングアドバイスをさせていただくサービスメニューのこと。

ちょっとした不安事項や突発的な問題などが発生した際に、ご活用いただいている方が多いですね。

こちらの園長先生とは、いつも会食をさせていただきながら、2時間のスポット対応をすることが基本スタイルとなっています。まあ常なる最新の情報収集や運営ノウハウとその都度発生する課題や問題などに対して、第三者そして専門家の意見やアドバイスを得られる環境を維持しておきたいトップの方は多いのかもしれません。

自分も会社の経営者ではありますが、事業に関する最終判断や決断には責任が大きく伴うので、自分のフィルターだけではなく誰かの意見を聞くというプロセスを入れ込むことはとても重要だと考えています。

現に、その園長先生とも私のところに入ってきた情報を共有させてもらったのですが、園舎の建て替えの見積もりが当初の提示額より2億円もずれて大混乱に陥っている園があるという現実。多少の差額はもちろんありますが、このレベルは見積もりの意味がないレベルの差額ですよね。

ちょっとまわりの園長先生や、弊社のような業界に精通している会社に意見を求めてくれていれば、そんな状態やおかしな流れの中で契約書にハンコを押してしまうことはしなかったのに・・・でも、自分のフィルターだけで判断して、相手を信じてしまったばっかりにそのような最悪のケースに巻き込まれてしまった。

今回ほどのひどいケースではなくても、けっこう近似したパターンで騙されてしまっている園長先生は多いかもしれません。でも、ご本人がその事実に気が付いていないこともしばしば。

これって、何が原因なのか?

1つの大きな原因は、『情報不足』ということになるでしょう。

やはり、大きな判断をする上で、その判断基準となるあらゆる情報をより多く集めるということは、的確な判断をする上での必要条件ですよね。

だいたい騙されてしまう人に共通しているのは、その相手よりも情報を持っていないことに起因しているケースが多い。そして”人が良すぎる”という特徴も相まって、その人が自分よりも情報を持っていることをポジティブに捉えて、信じてしまう。

もちろん、情報をたくさん持っていることは良いことなのですが、その立場を悪用してしまう人間と、逆に人の役に立とうとする人間が世の中にはいるということ。そこを冷静に柔軟に見極める力が必要になりますよね。

つまり・・『必要な情報が不足したまま判断すると間違えやすい』ということ。

言葉にしてしまうと当たり前のことなんですが、仕事ができる人とできない人の差を生んでいる要因の1つとしても上記のフレーズはお伝えしています。

話はもとに戻りまして、今回のスポット相談のテーマは『ホームページ』

次年度に向けた未就園児教室の募集状況が例年よりも反応がよくない、例年は80名近く入会希望者がいるのに現時点で60名弱という状況。

そこで、取り急ぎ、簡易的なホームページのリニューアルをして、自園の魅力をもっとアピールする必要があるという判断をされて、それをどのような方向で進めたらよいかというご相談。

弊社CLPはクリエイティブ事業を通じてホームページ制作も担っているので、デザイナーと相談をして今回のリニューアルの方向性を提案させていただきました。簡易リニューアルを経て、完全なるリニューアルを次年度の秋くらいに着手していく想定で話が進みましたね。

こちらの園は、地域で一番園の完全なる勝ち組なのですが、この園長先生はそこにあぐらをかくことなく、ちょっとした兆しや変化があると、その都度、私のところに連絡をしてくれます。

今回のように、例年よりもよくない兆しをいち早く察知して、すぐに改善につながる具体策を打てるトップもいれば、気づいてはいるけれど、まあ様子をみてみようと、すぐには動かないトップもいる。

これが『組織はトップ&リーダーで99%決まる』と言われる所以なのかなと思いますね。

私は組織のコンサルティング現場でそのような風潮を感じ取ったときには。

『そのままにしない』というフレーズをよく使いますね。

何かのネガティブな予兆やほころびに気付いているけれど、改善につながる具体的がスピーディーに提案されない組織は、やはりそこを改善しないといけないんですよね~

人間って集まる人数が多ければ多いほどと、誰かがやってくれるだろうという心理が全体に働いて、問題が起こっているのに『そのままにしている』ケースが発生しやすくなりますからね。

これを”傍観者効果”と言います。

だから、グループ制度やチーム制度にして、ある程度の人数枠で責任を明確にすることが必要になっていくわけです。皆が傍観者効果に陥らないように。一般的に、組織構造はそうなっていますよね。

傍観者効果に関するブログ記事は以下にリンクしておきます。

なんだかあっという間に年末になってしまいましたね今日明日は忘年会やらクリスマスパーティーなどで盛り上がる人達も多いのでしょうか自分も今日はこれから高校時代のサッカー部を中心とした仲
2019-12-21 14:26

特にトップ&リーダーという言われる立場にいる人間が、傍観者になってしまったらその組織は活性化することなく、この競争社会の中では、フェードアウトしていってしまうことでしょう。だから、自分自身も日々の仕事や生活の中で傍観者にならないように気を付けています。

一昨日のスポット相談の話題の中には、中長期的な具体的改革として、駅前立地のサテライト型保育園構想や隣地の買収計画を踏まえた子育て支援機能の拡充プランなどもありまして、更なる進化の方向性を共有できる時間は互いにワクワクする時間になります。

やはり、世の中でうまくいっている人は・・・

自分に必要な情報を常に集めて、具体的改善策をスピーディーに判断して、動いていく人。

タイムリーに取り組むべきことと中期的に必要となる取り組みを同時進行で整理できている人。

そんな共通特徴があると思いますね。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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2023-01-16 17:04
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