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初めての給与支給日に思うお金を稼ぐということ ~苦労の交換ではなく価値の交換~

今日は4月25日。社会人として初めての給与を手にした人がたくさんいる日。

社会人になって初めての給料を手にした人たちにとったらある意味、貴重な日かもしれません。社会人になった実感をかみしめる日かもしれません。

自分も20数年前にそんな日があったことをなんとなく覚えています。

そして、自分の初給与の使い道ですが・・・今までお世話になった親戚の方々を食事会に招待して、ご馳走させてもらいました。(もちろん自分の親も含めて)

大学生まで、たんまりお年玉もらっていましたし、いろいろな面で支えてもらった方々へのちょっとした感謝の気持ちをカタチにしたかったんですよね。我が家は親戚も多かったので、お正月はかなりの稼ぎになりましたから・・・

さて、初めての給料を手をしてからだいぶ月日が経過してしまいましたが、あらためて社会人として『お金をもらう、お金を稼ぐ』という意義や意味について私なりの考え方を今日はお伝えしようかなと思います。

私も含めた多くの大人たちが日々お金を稼ぐという仕事や行為を継続して、自分や家族の生活が成立するようにとか、自分の好きなモノを購入できるように生きているわけですが・・・

お金をもらうとか稼ぐということに対するイメージは人によってずいぶん違うものだなと思っています。

自分が幼い頃、実家は設備工事店、いわゆる”水道屋”を経営する家で、父親は一人親方の『ザ・職人』みたいな人間でしたので、現場から父親が現金でお金を集金して、それを帰ってきたら札束ごと母親に渡すというシーンを日々見ながら育ちました。

だから、一般的なサラリーマンの毎月同額給料でボーナスが年2回あるという認識はなく、仕事がたくさんあった月はたくさんもらえて、仕事がぜんぜんないときは稼ぎが少ないという認識を子どもながらにしていました。

雨の日が続くと、外の現場の場合は仕事ができないので、父親は家にいる。それはつまり、今月はお金があまりもらえない、それはつまり今月は『すかいらーく』には行けなそうだな・・・ そんな感じです。

我が家の外食は、当時の自分が『すかいらーく』のお子さまランチをすこぶる気に入っていたため(特にプリン)、すかいらーくに行くのが定番化していました。

でも、自分がサラリーマン家庭に育っていたら、上記のような認識にはなっていないんだと思います。そんなシーンを日々目にしながら・・・

なんとなく自分も将来は経営者になりたいなと思ったのも事実。そんな日々のシーンは自分にとってポジティブな印象だったということなのでしょう。自分の父親が、ポルシェに乗っていたことも、当時の自分にとってはちょっとした良い気分であり特別感を感じていたんだと思います。

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でも・・・

父親がいつも疲労困憊で、お金の工面に困っているようなシーンを子どもの頃に毎日のように見せつけられていたら、おそらく今のように会社経営者にはなってないかもしれません。

何が言いたいかというと・・・

昨日もお伝えしたように、近くにいる大人の姿を見て、子どもが何かを感じるわけです。私たち大人たちが思い描いているお金をもらうこと稼ぐことに対するスタンスがとても色濃く反映されてしまうということでもあります。

まわりの大人たちが、疲労困憊になりながら、会社の上司や部下や仲間、お客様などに愚痴をいいながら、お金を稼ぐのは大変だ、苦労の連続だ、もうこんな仕事はやりたくない・・・なんていう姿を日々見せていたら子ども達はどう思うのか??

『お金をもらう、稼ぐって、大変で苦労の連続で楽しくないことなんだな』

ということになる。つまり、ポジティブではなくネガティブなイメージの刷り込みや洗脳になってしまう。これってよろしくないですよね。

でも、実際にいろいろな若い人と話していると、そんなイメージを持っているな~と感じる人に遭遇することも少なくありません。苦労した分だけお金をもらえるとか、我慢をすればお金をもらえるみたいな考え方のウェートが高すぎる人がいるなと感じることがあります。

もちろん一理はあるのですが、大切なことは、

『相手や世の中に必要とされている価値を提供することによってお金はもらえる』

という思考ではないでしょうか。

『苦労の交換ではなく、価値の交換』 

若くて未熟なときはその価値を提供するための知識や技術や経験が乏しいから時間で投資する割合が多くなる。だからどうしてもそこは苦労や大変と感じることが多くなる。

でも、そこでただ愚痴っていたら、そんなネガティブな時間で一生過ごすことになりかねない。だからこそ早く経験を積んで、知識や技術を身に付けて相手が欲してる価値を提供できる人間になることが大事なんだ。

そして、それを突き詰めて、誰もが認める得意分野を手に入れることであなたの人間的な価値と社会的な価値が高まるからこそ、お金も多くもらえるようになり、稼げるようになる。その段階に達すると、未熟なときとは違う時間の使い方とお金の稼ぎ方ができるようになる。

いつまでも愚痴っていつも苦労話や相手の悪口を言っているだけの大人になりたいかな?

それとも、相手や世の中にちゃんと価値を提供できる得意分野を自分で確立してちゃんと稼いで、楽しそうで輝いている大人になりたいかな?

どっちの人生をこれから進んでいきたいかな?

そんなふうに、子どもに伝えてあげたらいいのかなと思う自分がいます。

それを自分が高いレベルで実践できている状態で伝えてあげられると更に説得力が増す。

『相手やお客様は別にあなたが苦労することを求めているわけではない。』

お金をもらうとか稼ぐためには我慢をしないといけないんだという発想が強すぎてしまうのはよくないと思うし、なんでもかんでも時給平均で換算しようとする発想もよくないと思いますね。

『どんな価値を提供できるのか?』

がお金をもらう、稼ぐためのポイントですよね。

1時間で100円の価値しか提供できなければ100円しかもらえないし、1時間で10万円の価値を提供できれば、10万円をもらえるわけです。

だから、お金をたくさんもらいたいのであれば、稼ぎたいのであれば自分の時間当たり付加価値を高めていくことが大切だし、提供する価値に多くのニーズがあるということも大切になるでしょう。

だって、自分では価値があると思っても、相手や世の中がそれを必要としてなかったらお金と交換してくれないですからね。

ビジネスの世界でも、既存の考え方のままで業界相場や慣習がこうだからという発想が色濃い人がいるのですが・・・

『どうしたら提供している価値を更に高めて、客単価アップすることができるのか?利益率アップできるのか?』

と考えて自分達の商品やサービスを進化させていくことが大切だし、それができていなければ、現状維持もしくは業績ダウンは免れないでしょう。

自由競争、資本主義の世の中で、やはりお金をもらうこと、稼ぐことに一喜一憂する日々だと思いますが、そこに対する自分のスタンスを少し整理してみました。

我が子たちが、お金をもらう、稼ぐ、働く、大人になる・・・ということにネガティブな感情を抱かないようにしていかないといけませんよね~

そのためにも、親として日々楽しく稼ぐこと、会社経営者としても世の中に必要とされる価値を提供していくことで、子ども達にポジティブなシーンを日々インプットしてあげることが大切だと思っています。

皆さんのご家庭でもそういうシーンがたくさんあればあるほど、子ども達は未来への希望と期待が持てることでしょう。大人が人生を楽しでいるシーンをたくさん見せていくことがとても大事なんだと思います。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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2024-04-05 11:31
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